釜山に来たら一度は食べろと言われる、
돼지국밥(テジクッパ)。
今回行ったのは、
영웅백 돼지국밥(ヨンウンベク テジクッパ)。
店構えから既に空気が違う。
古い韓屋っぽい雰囲気に、
真夏の釜山の青空。
観光地っぽさというより、
“地元の本気”みたいな空気感。
メニューを見ると、
テジクッパだけでも4種類。
・透明感のあるあっさり系
・濃厚白濁系
・密陽式の重厚系
・そしてローカルスタイル
私が選んだのは、
右上の
로컬 돼지국밥(ローカル テジクッパ)。
これが大正解だった。
余計な脂や化学調味料感ではなく、
豚そのものの旨味で飲ませるタイプ。
スープは優しいのに、
驚くほど深い。
スープの中にはご飯も入っていて、
豚の旨味を吸った米がまた美味い。
しかも肉が分厚い。
薄切りではなく、
ちゃんと“肉を食ってる”感がある。
さらに面白かったのが、
명란젓(ミョンランジョッ)。
日本で言う明太子の原型みたいな存在で、
釜山ではこれをクッパに入れる文化があるらしい。
これがまた、
めちゃくちゃ美味い。
塩気と旨味が溶けて、
豚スープの輪郭が一気に変わる。
途中でニラと唐辛子を投入。
アミの塩辛も。
一気に“韓国の味”になる。
そして思った。
日本のラーメンは、
「スープまで完飲するな」
とよく言われる。
理由はシンプルで、
大量の油と塩分。
背徳感込みで楽しむ料理だ。
しかし、
テジクッパは違う。
そこにあるのは、
油ではなく豚の旨味。
気付けば、
レンゲが止まらない。
むしろこれは、
“スープを飲むための料理”
なんじゃないかと思った。
静かに、深く、
二日酔いの身体に染み込んでくる。
地元の人が毎日のように通う理由は、
一口で分かった。
最高に美味しかった。
釜山きたらまた来たい。















