東京メトロ副都心線、西早稲田駅から徒歩数分。
早稲田大学にもほど近い場所に店を構える、二郎系インスパイアの人気店。
「ピコピコポン」
なんとも可愛らしい店名。
店主は神奈川県の人気二郎系インスパイア「豚星。」出身。
豚星。といえば、二郎インスパイア界では知らない人がいないほどの有名店。
私自身も訪問済みだが、その系譜を受け継ぐお店となれば、当然期待も高まる。
実はこちらのお店。
以前、一度訪問を試みたことがある。
しかし、到着してみると、まさかの休業。
今回はそのリベンジ。
外並びゼロ。
しかし、カウンターは満席。
まずは店内で食券を購入。
小ラーメン+生卵。
「奥のテーブル席どうぞー」
ん?
奥には2人掛けのテーブルが2卓と、4人掛けが1卓。
初訪問にして、まさかのテーブルアローン。
なんとも贅沢な空間である。
しばらくすると、厨房から声がかかる。
「ニンニク入れますか?」
「全部で!」
そして着丼。
おー、うまそう。
まず、見た目がうまそうかどうか。
これで大体わかる。
なんなら最近は、
「あ、このタイプか!」
と、見ただけで味まで大体想像がつくようになってきた。
我ながら、随分と経験値が上がったものである。
さて、こちらの特徴のひとつが、自家製の極太平打ち麺。
豚星。の流れを感じさせる、存在感のある麺だ。
ゴワゴワと硬いタイプというより、モチモチとした食感となめらかな口当たり。
いわゆる、すすれるやつ。
この日のスープは、豚の旨味と醤油ダレの甘みが美味しい。
表面には約2cmの液体アブラ層。
全体としては、非乳化、微乳化という感じだろうか。
その日の仕上がりによって印象が変わるのも、ラーメンの面白いところ。
そして、私が今回特に印象に残ったのが、
ヤサイ。
二郎系におけるヤサイとは、ただ茹でたもやしを山盛りにすればいいというものではない。
そんな考えは、ヤサイに対する冒涜である。
最も肝心なのは、茹で加減。
シャキシャキすぎてもいけない。
クタクタすぎてもいけない。
もちろん、クタクタ好きもいる。
あくまで好みの問題だ。
しかし、その絶妙な加減が実は非常に難しい。
さらに、もやし特有の青臭さが残っていないか。
たまにあるのだが、私にとっては論外。
キャベツが入っていれば、その配合量も重要になる。
もちろん、これも好みの問題。
もやしとキャベツ。
たった二種類の野菜。
しかし、その組み合わせと茹で加減だけで、印象は大きく変わる。
単純なようで、実に奥が深い。
そして私の場合、ヤサイは単なる付け合わせではない。
アブラカラメコールで仕上げる、いわゆる「アブラサラダ」。
これが大好きなのである。
もちろん、アブラを大量に食べたいわけではない。
アブラの旨味とカラメの醤油感をまとわせたヤサイを楽しみたいのだ。
アツアツなら、なお良い。
あの組み合わせには、抗いがたい魅力がある。
むしろ私にとって、ヤサイは主役と言っても過言ではない。
麺より先に、ヤサイの出来が気になる。
そんな私が今回、ピコピコポンで感心したのが、その茹で加減。
シャキッとした歯応えが実に心地よい。
噛んだ瞬間に感じる、もやしの食感。
ヤサイを美味しく食べさせるための仕上がりがある。
二郎系では、どうしても麺の太さやスープの濃さ、豚の大きさに注目が集まりがち。
もちろん、それらも大切だ。
しかし、ヤサイの完成度も一杯の満足度を左右する重要な要素。
麺。
スープ。
豚。
そして、ヤサイ。
それぞれに個性があり、それぞれに役割がある。
どれか一つが突出していればいいというものでもない。
そのすべてが見事に合致したとき、とてつもない一杯となる。
ちなみに、これまで食べ歩いてきた二郎系インスパイアの中で、その総合力が最も高いと感じているのは、
今のところ、川崎の「五六」。
かなぁ。
もちろん、好みの問題。
そして、まだまだ知らない名店もあるはず。
だからこそ、二郎系巡りはやめられない。
以前は休業で断念したピコピコポン。
今回は無事にリベンジ成功。
豚星。の系譜を受け継ぐ人気店で、改めて二郎系のヤサイの奥深さを感じた。
ピコピコポン。
ぜひ試してみてください。
美味しかったです!
ごちそうさまでした。











