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とりあえず大好物のタッカンマリ、プルコギ、ユッケ、参鶏湯、キムチチゲ。

好きなものは一気に食らった。

韓国は不思議だ。

あれだけ食べても太らない。

むしろ痩せる。

もちろん、二郎系がないか調べていないわけがない。

ラーメン師匠・山ちゃんにLINEを送る。

「韓国で二郎行こうと思う。」

返ってきたのは一言。

「それでこそラヲタです!」

その一言で、もう引けなくなった。

週末もウェブ会議で大忙し。

20時閉店。

まだ間に合う。

タクシーを飛ばし、19時58分に到着。

勝った。

そう思った。

向かった先は566ラーメン。

SUSURUも訪れた、ソウルを代表する二郎インスパイアだ。

期待を胸に扉を開ける。

「すみません。本日はもう終わりました。」

……。

絶望。

結局その日は焼肉を食べてホテルへ戻った。

しかし、このまま日本へ帰るわけにはいかない。

最終日。

フライトは19時50分。

飛行機に乗る前に二郎を食べるのか。

普通ならやめる。

でも、ここで行かなければ絶対に後悔する。

そう思い、再び566ラーメンへ向かった。

店へ着くと、爽やかなイケメン店員さんが笑顔で声を掛けてくれた。

「日本の方ですか?」

「はい、そうです。」

QR受付機で順番待ちを登録する。

店内を見渡すと、驚くほど可愛い女性、ムキムキのタンクトップ姿のお兄さん、そして相撲取り級の巨漢まで、本当にいろんな人がいる。

ピークは過ぎていたが、店内はほぼ満席。

実に二郎らしい空気感だ。

食券機の使い方も店員さんが丁寧に教えてくれた。

その接客が本当に気持ちいい。

そして食券機にはSUSURUのステッカー。

メニューは小ラーメン、大ラーメン、まぜそば。

さらに写真のない限定らしきメニューもある。

トッピングは生卵、うずら、海苔、ブタ増しなど種類も豊富。

気温は32℃。

汗だく。

まずはビール。

一瞬で飲み干し、着丼前には2杯目へ。

これが旅先の幸せである。

小ラーメンは150g。

大ラーメンは200gから100g刻みで500gまで選べる。

日本のようなコールはなく、すべて食券機で選択するスタイル。

注文は、小ラーメン、野菜マシ、ニンニク、アブラ、生卵。

厨房では慣れた手つきで次々とラーメンが仕上がっていく。

周りを見ると、ラーメンとまぜそばは半々くらいの人気だった。

566ラーメンは2022年にオープンした韓国を代表する二郎インスパイア。

日本のラーメン文化へのリスペクトが強く、今では韓国国内だけでなく、日本人ラーメンファンも数多く訪れる人気店となっている。

そして、着丼。

まず驚いた。

もやしが違う。

韓国でよく使われる豆付きもやしだ。

日本の二郎とはまた違う個性がある。

その横には味付きアブラ。

まずはアブラサラダから。

一口。

うまい。

麺が食べたすぎて、いきなり天地返し。

ワシワシとした太麺。

しっかり二郎だ。

韓国だからといって妥協は一切ない。

スープは豚の旨味をしっかり感じながらも、どこか韓国らしさもある。

思わずレンゲが止まらない。

前日はDIESEKO GROUP CEOのレイモンドと精進料理。

店内のお客さんは坊さんばかり。

でも酒はある。

二軒目でもしっかり飲み、締めはキムチチゲ。

おかげで翌日は腹ペコ。

完璧なコンディションでこの一杯を迎えられた。

店内にはスラムダンクをはじめ、日本の漫画やアニメのポスターが並ぶ。

日本愛が伝わってきて嬉しい。

卓上調味料も充実している。

箱を見て、「キムチかな?」

と思ったら、福神漬け。

今回は一味だけ投入。

これがまた美味い。

さすが韓国。

ちなみに辛いラーメンも選べたが、今回はあえてノーマルを選択。

まずはこの店本来の味を楽しみたかった。

生卵ディップとの相性も抜群。

完食。

帰り際、

「おいしかったです!ごちそうさまでした!」

と伝え、

「インスタに載せてもいいですか?」

と聞くと、

「もちろんです!インスタ交換しましょう!」

と笑顔で返してくれた。

会社のホームページも見てもらうと、

「ジロリアンですね!」

と言われた。

その一言が妙に嬉しかった。

好きなことがある。

夢中になれる趣味がある。

それだけで人生は少し豊かになる。

熱しやすく冷めやすい性格の自分だが、不思議と二郎だけは続いている。

韓国という世界有数のグルメ大国で、二郎を啜る。

その一杯を求めてタクシーを飛ばし、閉店に泣き、最終日にリベンジする。

それも旅の醍醐味だった。

566ラーメンさん、本当に美味しかったです。

ごちそうさまでした。

また韓国へ来たら、啜りに来ます。