グランクラスで北へ。
目的は、喜多方ラーメンツアー。
この日はハイボール。
シートに深く沈んでリラックス。
このグランクラスのシート、ただ倒れるだけじゃない。
リクライニングと同時に座面も動くから、体を預けるとそのまま抜けるような感覚になる。
本来かったるい移動を満喫する。
疲れを残さない理由は、ここにある。
移動中にコンディションを整える。
これが一番デカい。
インターリンク創業から間もなく10年。
自慢ではないが、
飛行機はビジネス。
新幹線はグリーンかグランクラス。
一度たりとも、それ以外に乗ったことがない。
ANAを使うことが多いが、プレミアムクラスが空いていなければ、その便は選ばない。
海外はもちろんマスト。
コロナの時、運良くエミレーツのファーストに安く乗れたりして、いろんな経験をしてきた。
完全個室。
床から天井まで閉まるドア。
バーチャルウィンドウ。
空港に着けば、専用の車で迎え。
シャワー。
キャビアは食い放題。
もはや飛行機というより、空飛ぶホテル。
なぜそこまでこだわるのか。
理由はシンプルで、
目的地でのパフォーマンスを最大化するため。
そしてもう一つ。
人間としての精度を落とさないため。
経営は、再現性のある判断を積み上げられるか。
運や勢いで当たることもある。
でも、それは続かない。
判断の質が落ちた瞬間に、
組織も数字も一気に崩れる。
だから整える。
この10年、幾度かメンタルが壊れたこともある。
いろんな人に迷惑もかけた。
家から出られなくなった時期もあった。
判断どころか、何も決められない。
ただ時間だけが過ぎていく。
そんな時に、手を差し伸べてくれた人たちがいた。
静かに見守ってくれた人。
現場を止めずに回し続けてくれた人。
そのままの自分を受け止めてくれた家族。
無理やりでも外に連れ出してくれた人。
一人では無理だった。
あの時、支えられていなければ、今はない。
自分を立て直して、また意思決定の場に戻る。
その繰り返しで、ここまで来た。
整っていない状態での判断は、
必ず誰かにしわ寄せがいく。
今回はラーメンだけど。
ラーメンはアドレナリンがドバドバ出る。
車でぶっぱなす時の感覚も同じ。
一気に引き上がる、あの刺激。
でも、その中にいるだけだとブレる。
だからこそ、静けさを持つ。
コントロールする。
攻める時と、整える時。
このバランスがすべて。
経営も同じ。
攻める判断と守る判断。
どちらも精度が必要。
そのベースになるのが、整った状態の自分。
マイルのためのアライアンスも気にしない。
出発と到着の時間、それだけで選ぶ。
ただ贅沢をしているわけではない。
目的に対して最短で、最適な選択をしているだけ。
だからこそ、自分の空間はしっかり確保する。
仕事に移動は欠かせない。
この短い人生、移動くらいは楽しみたい。
外の景色は流れていくけど、
中はずっと落ち着いている。
新幹線が好きだ。
ラーメンを食うからこの日は控えたが、駅弁も好きだ。
静かな空間では、仕事が捗る。
この時間も含めて、もうツアーは始まっている。
ハイボールを飲みながら向かう喜多方。
さて、何杯いけるか。
余談だけど、先週乗った中国の高速鉄道の最上級シート。
まさかのフルフラット。
中華で満たされた胃袋のまま、爆睡。













